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「へtoちno間」

2018.08.14 未分類
残暑お見舞い申し上げます。
今回、夏のご挨拶として「へちまタワシ」のパッケージを制作しました。

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皆さん、へちまタワシは使われたことありますか?
へちまは繊維が細かく、汚れを絡め取ります。また、通気性や吸収性が良いので、防カビ、防腐、防臭効果が期待できます。

使い道として、例えば

・お風呂場やキッチンシンクの掃除、お鍋の焦げを取るのに最適です。

・ゴボウなどの泥がついた野菜をへちまタワシでこすると、皮は程よく残り、泥は綺麗に落ちます。レンコンやジャガイモなどにも使えます。

・身体を洗うスポンジにもなります。お肌を傷つけないようしっかり水分を含んで柔らかくして優しく使ってください。ピーリング効果があり、お肌の余分な皮脂などがとれてツルツルに。お肌が弱い方は、かかと洗いなどに使用するのが良いでしょう。


などなど、色々使える便利なものなんです。

幼い頃に少し使ったことがあるという人はいても、今現在の日常生活の中でへちまを使用しているという人は少ないのではないでしょうか。
日本の古き良き天然素材のひとつですが、現代では忘れられがちなものでもあると思います。
そういうものに、パッケージデザインやイラストの力で新たな価値を加え、生まれ変わらせることが今回の狙いです。
へちまの繊細なナチュラル感をイラストで表現し、素材感のある紙で包みました。

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イラストは、へちまの位置関係や質感の表現にこだわりながら仕上げています。

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ところで、「へちま」の名前の由来をご存じでしょうか。
実はタイトルにもある、「へtoちno間」・・・これなんです。
昔へちまは、果実に繊維があるため「糸瓜(イトウリ)」と呼ばれていました。 その後「イ」が略されて「トウリ」とも呼ばれるようになります。このトウリの頭文字「ト」が「いろは歌」の「へ」と「ち」の間にあるため、「へちの間」から「へちま」になったとする説が有力だそうです。
こうした日本の「粋」って本当に面白いですよね。

「間」といえば、和田龍弥デザイン工房もクライアントと消費者の「間」として、より一層尽力して参ります。今後ともよろしくお願い致します。



Da-kuma


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